シロカのホームベーカリー「SHB-812」は、1斤・1.5斤・2斤から作る量を選べ、パン作りからパン以外の調理まで29メニューを備えたスタンダードシリーズのモデルです。
食パンだけでなく、高加水パンや米粉パン、天然酵母パンに加え、もち・ケーキ・ヨーグルトなどにも対応しています。
SHB-812を検討するときは、次のような点が気になるところです。
- 29メニューでは具体的に何が作れる?
- 1斤・1.5斤・2斤はどのメニューで選べる?
- タイマーや焼き色設定、お手入れはどうなっている?
- SB-211や「おうちベーカリー」とはどこが違う?
- 購入前に確認しておきたい仕様や条件はある?
この記事では、SHB-812の特徴やできることを中心に、操作・お手入れ・主な仕様・シロカのラインアップでの位置づけ・購入前の確認点まで順に解説していきます。
シロカ SHB-812は最大2斤・29メニュー対応のホームベーカリー
シロカ SHB-812は、最大2斤までのパン作りに対応し、パンからパン以外の調理まで29メニューを備えたホームベーカリーです。
シロカの現行ラインアップでは、「スタンダードシリーズ」の2斤ホームベーカリーに位置づけられています。
作れるのは一般的な食パンだけではありません。全粒粉パンやライ麦パン、高加水パン、米粉パン、天然酵母パンなどに加え、「こねる・発酵・焼く」を個別に使うコースや、もち・ケーキ・ジャム・ヨーグルトなどのメニューも用意されています。
つまりSHB-812は、1斤から2斤まで作る量を変えながら、パンの種類やパン以外のメニューまで幅広く使える構成が特徴です。
食パンを中心に使うだけでなく、作る量やメニューを変えながら一台を使いたい場合にも、選べる範囲が広くなっています。
SHB-812は1斤・1.5斤・2斤から作る量を選べる
SHB-812は最大2斤対応ですが、毎回2斤を作る製品ではありません。1斤・1.5斤・2斤の3段階から、作りたい量に合わせて選べます。
少なめに焼きたいときは1斤、もう少し量が欲しいときは1.5斤、一度に多めに作りたいときは2斤というように、同じ本体で量を変えられます。
2斤を焼いて、食べ切れない分を冷凍ストックしておくといった使い方もできます。
ただし、斤数を選べるのはすべての29メニューではありません。
パンサイズを選べるのはメニュー1~10と13
パンサイズを選択できるのは、メニュー1~10と13です。ただし、選べる斤数はメニューによって異なります。
シロカの取扱説明書では、各メニューで選べるパンサイズを次のように案内しています。
| メニュー | パンの種類 | 選べる斤数 |
|---|---|---|
| 1 | 食パン(みみ やわらかめ) | 1斤・1.5斤・2斤 |
| 2 | 食パン(みみ かため) | 1斤・1.5斤・2斤 |
| 3 | 早焼きパン | 1斤・1.5斤・2斤 |
| 4 | ソフトパン | 1斤・1.5斤 |
| 5 | フランスパン風 | 1斤・1.5斤・2斤 |
| 6 | スウィートパン | 1斤・1.5斤 |
| 7 | 全粒粉パン | 1斤・1.5斤 |
| 8 | ライ麦パン | 1斤・1.5斤・2斤 |
| 9 | 高加水パン | 1斤・1.5斤 |
| 10 | 米粉パン(グルテンなし) | 1斤・1.5斤 |
| 13 | 天然酵母パン | 1斤・1.5斤・2斤 |
このように、SHB-812は製品として最大2斤に対応していますが、パンサイズを設定できるすべてのメニューで2斤を選べるわけではありません。
作りたいパンによって、1斤・1.5斤までのメニューと、2斤まで選べるメニューがあります。
SHB-812の29メニューでは何が作れる?
SHB-812の29メニューには、パンの種類だけでなく、天然酵母、パン作りの各工程、生地作り、パン以外の調理も含まれています。
「29メニュー=29種類のパン」ではなく、パンのバリエーションを増やすメニューに加えて、必要な工程だけを使うコースや、生地作り、パン以外のメニューまで含めた29種類です。
ホームベーカリーを食パン専用として使うだけでなく、作るものに合わせて使い分けられる構成になっています。
食パンから高加水・米粉・天然酵母パンまで幅広く対応
パン作りでは、基本の食パンに加え、次のようなメニューを利用できます。
- 食パン(みみ やわらかめ)
- 食パン(みみ かため)
- 早焼きパン
- ソフトパン
- フランスパン風
- スウィートパン
- 全粒粉パン
- ライ麦パン
- 高加水パン
- 米粉パン(グルテンなし)
- 天然酵母パン
食パンは「みみ やわらかめ」「みみ かため」が分かれており、そのほかにも全粒粉・ライ麦・高加水・米粉など、種類の異なるパンを作れるメニューがそろっています。
天然酵母については、パンを焼くメニューだけでなく、生種おこしやパン生地のメニューも用意されています。普段の食パンだけでなく、材料や作り方の異なるパンにも取り組めることが、29メニューの幅につながっています。
「こねる・発酵・焼く」を個別に使える独立コースを搭載
SHB-812には、材料を入れて完成まで自動で進めるメニューとは別に、「こねる」「発酵」「焼く」をそれぞれ単独で使える独立コースがあります。
たとえば、こねる工程だけ本体に任せて、その後は自分で成形する、発酵だけに使う、成形した生地を焼くといった使い分けができます。
パン作りのすべてを自動で任せるだけでなく、必要な工程だけホームベーカリーを使うこともできる構成です。
パン生地・ピザ生地・うどんやパスタの生地作りにも対応
完成したパンを焼くメニューだけでなく、生地作り専用のメニューも用意されています。
- パン生地
- ピザ生地
- うどん・パスタ生地
パン生地やピザ生地は、本体で生地作りまで行い、その後に自分で成形して仕上げる使い方ができます。
うどんやパスタの生地にも対応しているため、焼き上げまで自動で行うパン作りとは別に、生地作りの工程にも利用できます。
もち・ケーキ・ジャム・ヨーグルトなどパン以外も作れる
29メニューには、パンや生地だけでなく、次のようなメニューも含まれています。
- 焼きいも
- もちつき
- ケーキ
- ケークサレ
- ジャム
- 生キャラメル
- フレッシュバター
- ヨーグルト
- フレッシュチーズ①・②
ホームベーカリーという名称ですが、SHB-812で作れるものはパンだけではありません。パンを焼かないときにも、もちやケーキ、ジャム、乳製品系のメニューなどへ使えます。
このように、パンの種類を広げるメニューと、パン以外を作るメニューの両方を備えていることが、SHB-812の29メニューを理解するうえで大きな特徴です。
SHB-812の操作・設定とメニューごとの所要時間
SHB-812は、使いたいメニュー番号を選び、対応するメニューではパンサイズ・焼き色・タイマーなどを設定してスタートする操作方式です。
設定できる内容はメニューによって異なります。タイマーや焼き色はすべての29メニューで使えるわけではないため、よく使いそうなメニューでどの設定が利用できるのかを把握しておくと、実際の使い方をイメージしやすくなります。
最大13時間のタイマーは出来上がりまでの時間を設定する方式
SHB-812のタイマーは、最大13時間まで設定できます。
設定するのは「朝7時」のような完成時刻ではなく、今から何時間後に出来上がるかです。たとえば23時にセットして翌朝7時に完成させる場合は、「8時間後」と設定します。
タイマーを設定できるメニューは決まっています。シロカの取扱説明書では、次のメニューがタイマー設定に対応しています。
| コース | タイマーを設定できるメニュー |
|---|---|
| パン作りコース | 1 食パン(みみ やわらかめ)/2 食パン(みみ かため)/3 早焼きパン/4 ソフトパン/5 フランスパン風/7 全粒粉パン/8 ライ麦パン/9 高加水パン/10 米粉パン(グルテンなし) |
| 天然酵母コース | 13 天然酵母パン |
| 生地作りコース | 17 パン生地/18 ピザ生地 |
一方、次のメニューについては材料に生ものを使い、時間を置くと腐敗するおそれがあるためタイマーを設定できないと案内しています。
| コース | タイマーを設定できないメニュー |
|---|---|
| パン作りコース | 6 スウィートパン |
| 天然酵母コース | 11 天然酵母生種おこし/12 天然酵母パン生地 |
| 生地作りコース | 19 うどん・パスタ生地 |
| グルメコース | 22 ケーキ/23 ケークサレ |
このほかのメニューも、取扱説明書の「タイマーをセットできるメニュー」には含まれていません。
また、上記のメニューに限らず、牛乳・卵・ジュース・野菜などを使ったパンを作る場合は、腐敗するおそれがあるためタイマーを使わないよう案内しています。 メニュー番号だけでなく、使用する材料によってもタイマーを使えるかどうかが変わる点には注意が必要です。
さらに、室温が高すぎる場合や低すぎる場合は、パンの発酵状態への影響を考慮して、タイマー予約をなるべく避けるよう案内しています。
最大13時間まで設定できる機能ですが、実際に使うときは対応メニュー・使用する材料・室温条件をあわせて確認する必要があります。
対応メニューでは焼き色を3段階から選べる
焼き色は、対応するメニューで「うすい・ふつう・こい」の3段階から選択できます。初期設定は「ふつう」です。
対象となるのはメニュー1~10、13、22、23です。食パンなどのパンメニューを中心に、一部のメニューでも焼き色を調整できます。
毎回同じ焼き色に固定されるのではなく、対応メニューでは好みに合わせて仕上がりを変えられます。ただし、すべてのメニューで焼き色を変更できるわけではありません。
マナーモードで操作音や通知ブザーを鳴らさない設定にできる
SHB-812には、操作音やブザー音を鳴らさないマナーモードがあります。
マナーモードをONにすると、ボタンを押したときの操作音だけでなく、具材を入れるタイミングを知らせるブザーや、出来上がりを知らせるブザーも鳴らなくなります。
操作時や完成時などの通知音をまとめて止めたいときに使える機能です。
一方で、ホームベーカリーの運転音そのものを小さくする機能ではありません。また、マナーモード使用中は、具入れや完成のタイミングも音では知らせない設定になります。
メニューによって完成までの所要時間は大きく異なる
SHB-812は29メニューを備えていますが、完成までにかかる時間はメニューごとに異なります。
パンメニューの初期設定時を例にすると、主な所要時間の目安は次のとおりです。
| メニュー | 所要時間の目安 |
|---|---|
| 早焼きパン | 約2時間38分 |
| 食パン | 約4時間 |
| ソフトパン | 約4時間57分 |
| フランスパン風 | 約6時間6分 |
| 高加水パン | 約3時間15分 |
| 米粉パン | 約2時間37分 |
| 天然酵母パン | 約6時間35分 |
早焼きパンのように3時間以内で完成するものがある一方、フランスパン風や天然酵母パンのように6時間以上かかるメニューもあります。
そのため、「29メニューから何を作れるか」だけでなく、普段使いたいメニューが完成までどのくらいかかるのかも使用時の違いになります。なお、所要時間はパンサイズや焼き色などの設定によって変わる場合があります。
セラミックコーティングとパンケース・パン羽根のお手入れ
SHB-812では、パンケース内部とパン羽根にセラミックコーティングを採用しています。
使用後のお手入れは、パンケースの内側・パン羽根と、外側・底面で方法が異なります。パンケース全体を同じように洗うのではなく、水洗いする部分と水を避ける部分を分けて扱います。
SHB-812ではフッ素樹脂からセラミックコーティングへ変更
SHB-812では、パンケース内部とパン羽根のコーティングが、従来のフッ素樹脂からセラミックコーティングへ変更されています。
パンケースとパン羽根そのものの材質はアルミニウムで、パン羽根の軸穴にはコーティングされていません。
シロカは、この変更を環境保全や土壌汚染防止を考慮した取り組みとして説明しています。
コーティングは使用に伴って傷やはがれが生じる場合があるため、研磨剤入り洗剤や磨き粉、たわし、ナイロン・金属製たわしは使用しないよう、公式FAQで案内されています。
パンケース内側とパン羽根は柔らかいスポンジで水洗いする
パンケースの内側とパン羽根は、水またはぬるま湯を使い、柔らかいスポンジで洗います。
汚れが落ちにくい場合は、台所用中性洗剤も使用できます。洗ったあとは水気を取り、十分に乾かしてから使用・保管します。
日常のお手入れでは、コーティングされた部分を硬いたわしなどで強くこするのではなく、柔らかいスポンジで洗うのが基本です。また、食器洗い機や食器乾燥機には対応していません。
パンケース外側・底面の駆動部には水をかけない
パンケースの外側や底面にある駆動部は、水洗いする部分ではありません。汚れが付いた場合は、固く絞ったぬれふきんで拭き取ります。
そのため、パンケースを全体ごと水につけて洗うことはできません。内側は水洗いし、外側や底面は水をかけずに拭くというように、場所によってお手入れ方法を分けます。
シロカ SHB-812の主な仕様
SHB-812の本体サイズや電源など、購入前に確認しておきたい主な仕様は次のとおりです。
| 項目 | 仕様 |
|---|---|
| 対応斤数 | 1斤・1.5斤・2斤 |
| 外形寸法 | 約幅26×奥行36×高さ31cm |
| 質量 | 約4.15kg(パンケース含む) |
| 電源 | AC100V・50/60Hz |
| 消費電力 | ヒーター500W/モーター50W |
| 電源コード長 | 約1.4m |
| タイマー | 最大13時間 |
| 生産国 | 中国 |
最大2斤まで作れる一方、本体は約幅26×奥行36×高さ31cmあります。置き場所を考えるときは幅だけでなく、奥行き36cmや高さ31cmも含めてスペースを見ておくと、設置時のイメージをつかみやすくなります。
また、日本国内用として設計・販売されている製品です。
付属品と交換できる部品を確認
SHB-812には、基本的なパン作りに使うパンケースやパン羽根だけでなく、米粉パンやヨーグルトなど一部のメニューに合わせた専用部品も付属しています。
パンケースやパン羽根などには交換部品も用意されているため、使用を続ける中で交換が必要になった場合は、該当する部品を個別に入手できます。
米粉専用パン羽根やヨーグルト専用容器などが付属
SHB-812の主な付属品は次のとおりです。
- パンケース
- パン羽根
- 米粉専用パン羽根
- 計量カップ
- 計量スプーン
- 羽根取り棒
- ヨーグルト専用容器
- 取扱説明書(保証書)
米粉パン(グルテンなし)を作るときには、通常のパン羽根とは別に付属する米粉専用パン羽根を使用します。
ヨーグルト専用容器は、ヨーグルトや天然酵母の生種おこしなどで使います。また、羽根取り棒は、焼き上がったパンや生地にパン羽根が残ったときに取り出すための付属品です。
29メニューの中には、こうした専用部品を使うものもあります。購入後に別途そろえる前提ではなく、対応する部品が標準付属品に含まれている構成です。
パンケースやパン羽根は交換部品として購入できる
パンケースやパン羽根などには、それぞれ交換部品が設定されています。
主な部品の型番は次のとおりです。
| 部品 | 型番 |
|---|---|
| パンケース | SHB-812-PC |
| パン羽根 | SHB-812-PH |
| 米粉専用パン羽根 | SHB-812-PHR |
| 計量カップ | SHB-5612-KC |
| 計量スプーン | SHB-5612-KS |
| 羽根取り棒 | SHB-5612-HB |
| ヨーグルト専用容器 | SHB-5612-YC |
パンケースやパン羽根は、現在シロカ公式ストアでも個別の交換部品として取り扱われています。
パンケースのコーティングに傷やはがれが進み、パンがこびり付きやすくなったり焦げ付きやすくなったりした場合には、新しいパンケースへの交換も公式FAQで案内されています。
そのため、本体を使い続けながら、状態に応じてパンケースや羽根などの部品を交換できる構成になっています。
SHB-812はシロカのホームベーカリーでどのような位置づけ?
SHB-812は、シロカの現行ホームベーカリーでは「スタンダードシリーズ」の2斤ホームベーカリーに位置づけられています。
シロカには同じスタンダードシリーズの製品や、別シリーズの「おうちベーカリー」もあるため、それぞれの構成を見るとSHB-812の特徴が分かりやすくなります。
SB-211とは最大2斤を共通とし、メニュー数や機能構成が異なる
SHB-812とSB-211は、どちらも1斤・1.5斤・2斤に対応するスタンダードシリーズのホームベーカリーです。最大13時間のタイマーや、セラミックコーティングを採用したパンケース・パン羽根も共通しています。
違いが分かりやすいのは、作れるものや機能の幅です。SHB-812は29メニュー、SB-211は17メニューを搭載しています。
SHB-812では、ライ麦パン、高加水パン、天然酵母関連のメニューに加え、ケーキ、ケークサレ、生キャラメル、ヨーグルト、フレッシュチーズなどにも対応しています。
さらに、操作音や通知ブザーを消せるマナーモード、米粉専用パン羽根、ヨーグルト専用容器もSHB-812側の構成です。
そのため、両機種は一度に作れる最大量ではなく、同じ最大2斤の中で、どこまでメニューや機能の幅を求めるかという点に違いがあります。
「おうちベーカリー」とは容量や商品設計の軸が異なる
シロカの現行ラインアップでは、SHB-812がスタンダードシリーズなのに対し、「おうちベーカリー ベーシック」「おうちベーカリー ベーシック プラス」はプレミアムシリーズとして展開されています。
「おうちベーカリー」では、新形状の2mm厚釜パンケースや、それに合わせた調理プログラム・パン羽根、短時間で焼ける食パンメニューなどが特徴として打ち出されています。
容量も異なり、「おうちベーカリー ベーシック」は最大1斤、「おうちベーカリー ベーシック プラス」は最大1.5斤です。一方、SHB-812は最大2斤に対応し、29メニューを備えています。
このように、SHB-812は「おうちベーカリー」の機能を単純に減らしたモデルではなく、最大2斤まで作れる容量と、パンからパン以外まで広く使えるメニュー構成を持つスタンダードシリーズの製品です。
SHB-812を購入する前に確認しておきたいポイント
SHB-812を購入候補として見るときは、メニューや機能だけでなく、実際に使うときの条件や、購入後に関係する制度まで把握しておくと、商品内容をより正確に理解できます。
パンの仕上がりは室温・材料・水温などの条件でも変わる
パンの高さや形、焼き色は、本体の設定だけで決まるものではありません。
シロカの取扱説明書では、室温、材料、水温、タイマーの予約時間などによって仕上がりが変わり、同じ分量でも毎回まったく同じにはならないと案内されています。
水温についても目安があり、室温が25℃以上の場合は約5℃、10℃以下の場合は約20℃の水を使います。粉類は付属の計量カップではなく、はかりで重量を量ります。
つまり、オートメニューではこね・発酵・焼きなどの工程を本体に任せられますが、材料の計量や室温に合わせた水温の調整といった準備は別に必要です。材料をセットすれば周囲の条件に関係なく毎回同じ仕上がりになる、という仕組みではありません。
本体保証は1年間、補修用性能部品は製造終了後6年間保有
シロカの取扱説明書・保証書では、SHB-812本体の保証期間は購入日から1年間です。消耗部品は、保証期間内でも有料となります。
また、SHB-812の補修用性能部品は製造終了後6年間保有されます。補修用性能部品とは、その製品の機能を維持するために必要な部品のことです。
「本体保証が1年間」と「補修用性能部品を製造終了後6年間保有」は別の内容です。6年間の無償修理を意味するものではないため、購入後の維持について見るときは、保証を受けられる期間と、修理に必要な部品の保有期間を分けて考える必要があります。
SHB-812はどのような条件を重視する人に向いている?
SHB-812が自分の希望に合うかどうかは、ホームベーカリーに求める条件と、SHB-812が備えている仕様・機能を照らし合わせると考えやすくなります。
1斤・1.5斤・2斤から作る量を選びたい人
SHB-812は、対応するパンメニューで1斤・1.5斤・2斤から作る量を選べます。
最大2斤まで作れますが、毎回2斤を焼く必要はありません。作りたい量に合わせて、同じ本体で3段階から斤数を選べる構成です。
ただし、斤数を選べるのはメニュー1~10と13です。29メニューすべてで1斤・1.5斤・2斤を選択できるわけではありません。
パンの種類だけでなくパン以外のメニューも幅広く使いたい人
SHB-812の29メニューには、食パンのほか、全粒粉パン、ライ麦パン、高加水パン、米粉パン、天然酵母パンなどが含まれています。
さらに、もち、ケーキ、ケークサレ、ジャム、生キャラメル、フレッシュバター、ヨーグルト、フレッシュチーズなど、パン以外のメニューも用意されています。
そのため、食パンを焼くことだけでなく、パンの種類を変えたり、パン以外のメニューにもホームベーカリーを使ったりしたい場合は、この29メニューの構成がSHB-812を検討する材料になります。
オートメニューに加えて「こねる・発酵・焼く」も個別に使いたい人
SHB-812には、材料を入れて完成まで進めるオートメニューに加えて、「こねる」「発酵」「焼く」をそれぞれ単独で使える独立コースがあります。
設定できる時間は、「こねる」が5~25分、「発酵」が5分~1時間50分、「焼く」が10分~1時間30分です。
最初から最後までホームベーカリーに任せるだけでなく、必要な工程だけ本体を使うこともできます。
まとめ|SHB-812は最大2斤と29メニューを備え、作れるものの幅が広いホームベーカリー
SHB-812は、1斤・1.5斤・2斤に対応し、パン作りからパン以外の調理まで29メニューを備えたシロカのスタンダードシリーズのホームベーカリーです。
食パンだけでなく、高加水パンや米粉パン、天然酵母パンなどに対応し、「こねる・発酵・焼く」を個別に使うこともできます。さらに、もち、ケーキ、ジャム、ヨーグルトなど、パン以外にも作れるものが広がっています。
タイマーや焼き色設定、マナーモード、セラミックコーティングのパンケース・パン羽根、専用付属品なども備えており、作る量だけでなく、メニューや工程の使い方にも選択肢を持たせた構成です。
一方、斤数を選べるメニューは決まっており、パンの仕上がりには室温や材料、水温なども関係します。
こうした条件も含めて、求める容量、作りたいもの、使いたい工程と照らし合わせることで、SHB-812が自分の希望に合う候補か検討しやすくなります。

